Newsletter of FCG Group.
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Tuesday July 23rd, 2024Australia
1.最近の出来事総集編(2024年6月28日~7月19日)
● 6月28日号:オーストラリアは今週末が年度末となり、来月から新年度がスタートします。そんな中、今週はState of Origin(SO)についてです。SOはラグビーの大会で、オリンピックが開催されるブリスベン、観光で有名なケアンズやゴールドコースト、グレートバリアリーフのあるQLD州とシドニーのあるNSW州で対決するラグビーの大会です。
● 7月5日号:今週、オーストラリアのアデレード(ワインで有名なBarossa valleyの近くです)では1908年ぶりに7月で最も寒い日(6度)があり、メルボルン空港でもマイナス0. 7度と寒くなりました。そんな今週は新年度がスタートしたオーストラリアでの変更点5つです。
● 7月12日号:最近オーストラリアでは百日咳(whooping cough)が流行っていますので、寒いですが、手洗い、うがい等、注意してください。そんな今週はオーストラリアのラグビーについてです。この時期、オーストラリア含め南半球(南アフリカ、ニュージランド、アルゼンチン)の4か国でThe Rugby Championshipがあります。
● 7月19日号:先週の土曜日にメルボルンで実施されたラグビーのオーストラリア(Wallabies)対ウェールズは無事、オーストラリアが36対28で勝ちました。そんな中、今週はオーストラリア国内の会社の倒産件数についてです。ASIC(オーストラリア証券取引委員会)で公開されているデータで2023年7月1日から2024年3月31日の間で7,742件倒産(前年同期比で2%増加)がありました。業界では建設業界(2,142件、全体の約27%)、宿泊&飲食業(1,174件、全体の約15%)となっています。また、組織再編は878件、裁判所による清算指示は1,593件となっており昨年同期比は200%以上の増加となっています。最終2024年4月から6月期のデータはまだ発表されていませんが、最終10,000件を超える倒産件数が予想されています。
2.2024-25年度各種料率等の変更
オーストラリアの事業年度は毎年7~6月となっており、新年度の始まる2024年7月1日より料率等が変更となるものがありますので、以下紹介いたします。
① Superannuation(確定拠出年金)保証率の変更
雇用主は給与額に一定の保証率(Super guarantee percentage)を乗じた金額を支払う義務がありますが、この保証率が2024年7月1日より変更となります(11.00%→11.50%)。今後の保証率の変更予定は下表の通りとなっており、来年度も料率の上昇が予定されています。
② ASIC各種登記費用の変更
オーストラリア証券投資委員会(ASIC: Australian Securities and Investments Commission)に対する各種登記費用等が2024年7月1日より下表の通り変更となります(主なもののみを記載)。
<お問い合わせ先>
Fair Consulting Australia Pty Ltd.
Level 31 120 Collins Street, Melbourne VIC 3000 Australia
Tel:+61 3 9225 5013
Web:https://www.faircongrp.com/
讃岐 修治
オーストラリア国公認会計士
E-Mail:sh.sanuki@faircongrp.com
鳥居 裕司
日本国公認会計士/米国公認会計士/オーストラリア国・ニュージーランド国勅許会計士
E-Mail:hi.torii@faircongrp.com
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