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新型コロナウイルスによる肺炎（COVID-19）による観光客減少により打撃を受けている観光・飲食・小売業界に対し、2020年2月14日、香港政府は21項目の財政支援策（約250億香港ドル、約1,400億円）を発表しました。最終的に他業界（運輸・ホテル・漁業等）への追加支援案を盛り込み、総額300億香港ドルで2020年2月21日に可決されました。

 

主な内容は下記の通りです。

・大型のレストランに最大で20万香港ドルを支給

・軽食レストランや生鮮食料品店などに8万香港ドルを支給

・見本市などの出店企業や会議主催者に経済的支援を実施

・香港サイエンスパークなどに入居する企業に経済的支援を実施

・民間企業の域内でのマスク工場設立に経済的支援を実施

・低所得層の20万世帯に1戸当たり平均5,000香港ドルを支給

 

キャリー・ラム行政長官は本内容を公表する記者会見で「新型コロナウイルスで影響を受けている業界において、大規模な倒産や従業員のリストラが発生することを避けるため、最大限の努力をする」と発言しています。